ストーマ(人工肛門・人工膀胱)とともに
暮らす・支える
災害時の対応
災害はいつ起こるかわかりません。いざという時にストーマ保有者が困らないように、災害に対する心構えや準備をしておきましょう。
災害時の備え
- 災害用として約10日分のストーマ装具と、装具交換に使用する物品を非常持ち出し袋などに入れて備蓄しましょう。
- 災害の状況によっては、備蓄していたものを持ち出せないこともあります。可能ならば身内などの家に数枚保管してもらうとよいです。
- 灌注排便法をしている場合は、実施するための場所と水の確保が難しく継続できない状況が考えられますので自然排便法に切り替えられるように準備をしましょう。
- ストーマ装具は、いつも使用しているものが支給されるとはかぎりません。既成孔式の面板を使用している場合は、ホールカットができるように練習をしておくとよいでしょう。
- 使用しているストーマ用品名をストーマ保有者が言えるようにしておきます。それが難しい場合は、ストーマ装具の箱の製品名や製品番号が記載されている部分を切り取り手帳などに携帯し、いざという時に提示するとよいでしょう。
- オストメイト非常用携帯カードに記入して携帯すると便利です。
備蓄をする物品リスト
- ストーマ装具(面板はホールカットをしておく)10日分
- 他に使用しているストーマ用品(練状皮膚保護材、粉状皮膚保護材など) はさみ
- ウェットティッシュ・ティッシュ・ゴミ袋など