ストーマとともに
暮らす・支える
トイレ
排泄方法
ストーマからの排泄の方法
人工肛門・人工膀胱の手術をすると、お腹につくられた排泄口(ストーマ)からお小水やお通じが排泄されます。
そのため、専用の袋(ストーマ袋)をお腹に貼り、そこに排泄物をためます。1日数回、トイレの中でストーマ袋にたまった排泄物を捨て、用をたします。
お腹に貼ったストーマ袋の裾が開閉できるようになっていて、お通じやお小水などの排泄物を便器にだします。
洋式トイレに深く腰かけ、脚を広くひらきます。前かがみになり、ストーマ袋の下部をひらき、排泄物を便器内にしぼりだします。
排泄物を出したあとストーマ袋の下部をトイレットペーパーで拭き取り、排出口を閉じます。特に袋の中を洗ったり、特別なトイレの装置は必要ありません。
※公共施設や駅などに「オストメイトトイレ」がありますが、立った状態で排泄しやすい高さに便器が設置されていますので、外出時など利用されるとよいでしょう。
排泄の方法や袋のとりつけなどの方法を覚えて慣れる必要はありますが、それができれば手術前と同じ生活ができます。
排泄物をためる袋は洋服の下に隠れますので外観上わかりません。また、正しい管理をしていれば臭いがするなどの問題もありません。