ストーマ(人工肛門・人工膀胱)とともに
暮らす・支える

お風呂

実際の入浴・シャワーの方法と注意点

消化管ストーマの場合

  • 排便の状況により装具を装着したままでも、はずしても入浴できます。
  • 入浴中に排便がみられる場合もあるため、対応できる準備をしておきましょう。

ストーマ装具をはずして入浴する場合の注意点

  • 入浴時間は、食直後~2時間くらいは避けるましょう。イレオストミーの場合は、食前は排便量が少ないです。コロストミーの場合は、術後1年くらい経過すると排便のパターンが出てくる場合もあり、排便の多い時間帯は避けるようにしましょう。湯に浸かっている時に排便が見られる場合がありますので、不意の排便が心配な場合は、おわん状の容器などをストーマに当てたり、ビニール袋を準備したりしておくと安心です。
  • 湯の温度が高すぎるとストーマ粘膜が軽度のやけどを引き起こす場合があるので、湯の温度は40度前後にします。

ストーマ装具を装着したまま入浴する場合の注意点

  • 入浴前にストーマ袋内の便をトイレに流します。
  • ストーマ袋に脱臭フィルターがある場合は、脱臭フィルターから湯が入りフィルターの機能を低下させてしまう場合があるため、ストーマ袋購入時の箱の中に入っているシールを脱臭フィルターの切り込み部に貼ります。
  • 湯船に浸かった時にストーマ袋が浮いてしまいますが、気になる場合には、ストーマ袋をコンパクトにたたんでテープなどで止めておくとよいでしょう。
  • 湯に長く浸かる場合は面板の外周部がふやけたり溶けたりするので、気になる場合は、入浴前に防水性のテープを外周部の皮膚保護材に貼るとよいでしょう。
  • 入浴後は、ストーマ袋が濡れていたり、裏打ちに水が溜まったりしているため、水分を乾いたタオルで拭き取りましょう。

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