ストーマ(人工肛門・人工膀胱)とともに
暮らす・支える

食事

ウロストミーの場合

ウロストミー造設による食事の制限は特にありません。内臓などの疾患により食事療法が必要な場合は、術前と同じように食事療法などを継続できます。

  • 内服薬や食事摂取の内容によっては、尿の色や臭いに影響を与えることがあります。
  • 尿量の低下は、腎機能の低下や、尿路に存在する細菌数の増加、尿の臭いの悪化に繋がるため十分な水分摂取が必要です。尿の量が一日1500~2000ml程度確保できるように水分を摂取しましょう。水分は、水のほかに、スープや果物・野菜などから計画的に水分摂取をするようにしましょう。
  • 一般的に尿のpHは弱酸性です。ウロストミーでは尿路感染により尿がアルカリ性に傾きやく、特に回腸導管では腸粘液が混入して尿がアルカリ性に傾きやすいです。尿がアルカリ性に傾くことにより、尿臭が強くなったり、皮膚障害を引き起こしたりする可能性があるため、尿のpHを酸性に保つことが必要です。
  • クランベリージュースやビタミンCを含んだ食品は、尿の酸性を保つ働きがありますので、一日の水分摂取の計画に取り入れるとよいでしょう。

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